土台形状が現れてきました! |
各サイトでは鉄筋コンクリート基礎工事が進み、機械設備等を支える土台が徐々に姿を現し始めました
また、海上からは巨大な躯体設備が搬入され、大掛かりな組立工事も始まっています。
「石炭ガス化設備建設サイト」です。巨大なガス化炉を支える基礎のため、太い鉄筋を幾層にも配筋し、骨組みを造ります。そこへ型枠を設置し、徐々にコンクリートを流し込んでいきます。1日に使用できるコンクリート量は限られていますので、複数のブロックに分けています。
地上から見てましょう。巨大なガス化設備を支えるため、非常に多くの鉄筋を複雑に配置しています。鉄筋組立後の高さは約2mにもなります。
「複合発電設備建設サイト」でも鉄筋コンクリート工事が進んでいます。写真はタービン建屋基礎の工事状況です。左から「ガスタービン」「蒸気タービン」が設置されます。
配筋工事途中の様子です。地下約12mから地上に向かって徐々に基礎が造られていきます。
こちらは「ガス精製設備建設サイト」です。石炭ガス化ガスに含まれる硫黄分などの不純物を除去する設備です。 水洗塔や吸収塔といった長さ約30m、直径1~2mの細長い塔がいくつも建設されます。設置される機器・塔に合わせた基礎ですので、様々な形状をしています。
ガス精製設備の一つである「炭酸カルシウム供給設備」は躯体工事中です。炭酸カルシウムを利用して、石炭ガス化ガスから除去した硫黄分を石膏として回収します。この設備は高さ約20m、直径約7mの円筒形の建物で、8分割した円筒を海上輸送で建設現場に搬入し、少しずつ積み上げて建設します。
本土と陸で結ばれていないこの建設現場では、大物設備や資機材の運搬は海上輸送が中心となっています。「炭酸カルシウム供給設備」搬入の様子をご紹介します。
クレーンで吊り上げ海上から、陸上へ。
トラックで建設現場へ。
狭い敷地内を慎重に運搬。
クレーンで吊り上げ、組み立てます。