大崎クールジェン株式会社

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建設記録 / Construction record

29Oct2015

複合発電設備据付/水圧試験レポート!

今回は複合発電設備と2015年7月から本格開始した配管耐圧試験の様子を、技術部機械グループ槙野課長代理に紹介してもらいますhappy01

槙野課長代理(以下、槙)「こちらが2015年10月現在の複合発電設備(タービン建屋)です。ガス精製設備でクリーンにした石炭ガス化ガスを燃料としてガスタービンを駆動し、さらにガスタービンの高温排気ガスを排熱回収ボイラ(HRSG)で熱回収して蒸気を作り蒸気タービンを回す、ガスタービンと蒸気タービンの両方で発電する【複合発電】を行う設備です。」

1510_タービン建屋外観.jpg

「従来の石炭火力発電は蒸気タービンのみで発電しますが、IGCCではガスタービンとの【複合発電】を行うことで発電効率を向上させることができます。2014年度中にガスタービン他、大型機器の据付を完了し、以降は機器同士をつなぐ配管の取り付けやケーブル布設作業を進め、2015年7月から配管耐圧試験が本格的にスタートしています。」

タービン建屋屋上にやってきましたrun

1510_タービン屋外フロア.png

「実証試験設備であることから、建設コストをできるだけ低減させるため、タービンを設置しているフロアは屋外式を採用しています。このエンクロージャーの中に、北側からガスタービン蒸気タービン発電機の順に設置されています。ガスタービン・約10万kW、蒸気タービン・約6万kWで定格出力16万6千kWの発電を行います。」

エンクロージャーの中を覗いてみましょうeye

1510_ガスタービン.png

「これはガスタービンです。石炭ガス化ガスを燃焼させ、高温・高圧の燃焼ガスにてタービンを回して動力を得ます。ガスタービンには蒸気タービン、更に発電機が接続されています。」

1510_ST.png

1510_GEN.png

いずれも重量設備ですね。どのように搬入されたのですか??

「ガスタービン、発電機は約200トンの重量設備で、茨城県の工場にて組立完了後、海上輸送され、メガベント工法により、それぞれ1日で現地搬入を完了しました。一方、蒸気タービンは部品を段階的に輸送し、5ヵ月かけて組み立てていきました。据付工事では、1ミリ以下の細かい調整や異物混入防止など、神経を使う作業の連続であったほか、屋外ならではの強風や悪天候による作業中断などで工程調整に大変苦労しましたが、毎日天気予報を確認しながら工事関係者と綿密な調整を行うことで遅滞なく据付作業を終えることが出来ました。」

メガベント工法を採用したガスタービン、発電機搬入の様子は「広報誌vol.4」で紹介していますので、ぜひご覧くださいbookここでは蒸気タービン据付作業の一部をご紹介します。

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先行して搬入したガスタービン、発電機の間に蒸気タービン設備を組み立てます。

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エンクロージャー設置後、内部にタービンロータを吊り込みます。

1510_ST搬入03.png

何度もクリアランス調整を繰り返しながら設置します。

燃焼ガスや蒸気のパワーでこのタービンを動かすとは驚きですeyesign01

「ガスタービンの仕組みは飛行機を飛ばすジェットエンジンと同じなんですよそう考えるとすごいパワーですよねhappy01

「これは排熱回収ボイラ(HRSG)です。ガスタービン燃焼後の高温・高圧の排気ガスから熱回収して蒸気を発生させ、蒸気タービンに供給します。」 1510_HRSG.png

さて、作業員数がピークを迎えた現場では配管接続作業が進み、2015年7月9日、当社社員と工事各社の総勢約130名による石炭ガス化設備・複合発電設備の【水・蒸気系統総合耐圧試験】を実施しました。槙野さんも検査員として参加pencil

槙野さん、この試験の目的はなんですか?

「電気工作物の設置者による使用前自主検査の一つ、電気事業法に基づいて届け出た工事計画書どおりに設備が完成しているか、また、耐圧などの技術基準に適合しているかを確認する大変重要な検査です。具体的には、今回は対象配管に水を圧送し、最高使用圧力以上の水圧に耐え、かつ、漏洩がないことなどを確認していきます。確認する溶接部、フランジ部(機器の繋ぎ目)は3700箇所を超えます。手鏡を用いて溶接部等の全周を一つ一つ目視確認していきます。」

 試験の様子を見ていきましょう。

1507_水圧試験01.jpg ポンプで水を圧送し、系統ごとに試験圧力まで昇圧。

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検査前ミーティングに検査員が集結し、昇圧状況や注意事項を確認。

1510_水圧試験03.jpg

系統ごとに試験圧力まで昇圧していることを確認し、いよいよ検査開始ですsign01

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直径約20ミリ~400ミリまで、大小様々な配管の繋ぎ目を慎重にチェックeye

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 長時間に亘る検査にも集中力を切らすことなく、確実に進めていきます。

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槙野さんタービン建屋内を担当。気温30℃を超える猛暑の中、まさに総力戦で臨みましたwobblysun

お疲れ様でしたsign01無事試験終了しましたねhappy01

「これまで工事関係者一丸となって確実に施工してきたことで、今回、最も大規模な耐圧試験をクリアすることができました。まずは関係者の皆さまに深く感謝申し上げます。しかしながら、今後も試運転開始に向け各種試験が続きます。気を緩めることなく、安全、品質に万全を期して工事を進めてまいりますpunchsign03

これまで造り上げてきた設備が、もう間もなく動き出します。とても楽しみですshine今後も引き続き、工事や試験の模様をお伝えしていきますup

 

23Aug2015

宮沢洋一経済産業大臣にご視察いただきました!!

平成27年7月18日、宮沢洋一経済産業大臣に当社をご視察いただきましたsign03当日は湯﨑英彦広島県知事、高田幸典大崎上島町長、浜田明利同町議会議長他にもお越しいただき、当社貝原社長をはじめ、出資会社である電源開発㈱北村社長、中国電力㈱清水副社長がお迎えしました。 

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(前列左から)中国電力㈱清水副社長、電源開発㈱北村社長、宮沢経済産業大臣、湯﨑広島県知事、当社貝原社長 (後列左から)大石広島県商工労働局イノベーション推進部長、当社相曽副社長、電源開発㈱菅野執行役員

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プロジェクトの意義・概要についてご説明差し上げたのち、建設中の実証試験設備をご視察いただきました。

150718現場視察.jpg建設現場にて、貝原社長から実証試験設備、建設工事状況などについてご説明差し上げました。宮沢大臣は熱心に耳を傾けてくださいましたhappy01

 

28Apr2015

ガス精製 主要設備 搬入レポート! Delivery of the Gas Cleanup Unit!

2014年12月、ガス精製設備の主機が搬入・据付されましたsign01今回は技術部機械グループ三樹課長に搬入のようすをレポートしてもらいます。

三樹課長(以下、「三」)「こちらが2015年4月現在のガス精製設備の全容です。10mから40mの複数の塔が特徴的な設備です。左から再生塔吸収塔ストリッパCOS転化器と並び、後ろの架構には水洗塔や熱交換器などが設置されています。」

The whole picture of the Gas Cleanup Unit as of April 2015 is as stated above. The unit is characterized by multiple towers ranging from 10 to 40 m in height. The regenerator, absorber, stripper, COS converter are arranged from left to right, and the Water scrubber, heat exchanger, etc. are installed on the structure behind them.

4月ガス精製設備.jpg

この細長い塔にはどんな役割があるのですか?

「ガス化炉で生成された石炭ガス化ガスには硫黄分やアンモニアといった不純物が含まれています。ガス精製設備は石炭ガス化ガスに含まれるこれらの不純物を除去し、クリーンになったガスをガスタービンへ供給する設備です。石炭ガス化ガスの洗浄を行うことでガスタービンの排気ガス中の不純物を抑制し、ガスタービンの排気ガスから熱回収を行うHRSG設備における腐食を抑制することができます。実証試験設備は大気諸元についても厳しい開発目標を設定しており、ガス精製設備はこの目標達成に向け大きく寄与する設備となります。」

Coal Gas generated in the Gasifier contains impurities such as sulfur and ammonia. The Gas Cleanup Unit removes impurities from Coal Gas and supplies clean gas to the gas turbine. Impurities in exhaust gas from the gas turbine are reduced and corrosion of the Heat recovery steam generator equipment that collects heat from exhaust gas generated by the gas turbine is reduced by cleaning Coal Gas. Strict development goals are set for the demonstration equipment, and the Gas Cleanup Unit contributes substantially to the achievement of the goals, in respect to air specifications.

最長で40mというとガス化炉くらいありますねwobblysign03  整然と並んだ塔設備はどのように搬入されたのでしょうか。

塔槽類海上輸送.jpg

「ガス精製設備の主要な塔槽類、熱交換器は山口県周南市の工場で約1年をかけて製作され、海上輸送で大崎地点へ到着しました。」

The main towers, tanks and heat exchangers of the Gas Cleanup Unit were manufactured at a plant in Shunan City, Yamaguchi Prefecture(Japan) and were transported by sea for delivery to Osaki.

再生塔水切り.jpg

「各塔設備の重量は最大100t超。桟橋に設置したクレーン2機で両端を吊り上げて水切り(荷揚げ)し、輸送車両のドーリー上へ積載します。写真は再生塔(全長40m、単体重量55t)です。」

The weight of each tower is 100t at maximum. They are hung on both sides by 2 cranes on the pier, cut in water and are loaded on the dolly of the transportation vehicle. The picture shows a regenerator (40 m in total length, 55t in unit weight).

クレーンでの水切り、ドーリーでの搬送はガス化炉と同じ手法ですね。それにしてもドーリーが長いeyesign01

再生塔搬送.jpg

「ガス化炉搬入後、ますます手狭になった工事エリアですが、ここでもドーリーが活躍します。各工事エリアを受け持つ工事各社と綿密な調整を行い、準備に万全を期して安全第一で臨みました。」

The construction area became more crowded following delivery of the Gasifier, but the dolly plays an important role on the area. Based on strict coordination with companies responsible for each construction area, the preparation was done thoroughly with a focus on safety.

据付位置.png

「ここが据え付け位置です。赤枠部分に丸い基礎が並んでいるのがお分かりでしょうか?2日間で4つの塔を一気に据え付けていきます。」

周辺には既に設備や配管・ケーブル用の架構(ラック)が建設されており、作業スペースがとても狭いですねsweat01

図1(工事エリア図示).png

ガス精製設備エリアは工事現場の中央付近に位置します。設備北側では巨大なクレーンを設置して石炭ガス化設備を建設中でしたので、クレーン作業が完了しガス精製設備北側エリアが使用可能となってから、ガス精製設備の建設に着手する必要がありました。このため、周辺の設備・建屋の建設が進んだ状況で据付作業を行うこととなりました。」

The Gas Cleanup Unit area is near the center of the construction site. Because the Coal Gasification Unit was being constructed on the area to the north of the equipment, using huge cranes, construction of the Gas Cleanup Unit had to be started waiting until the area to the north of the Gas Cleanup Unit becomes usable after completion of operations by the cranes. Because of this situation, installation was done when the surrounding equipment and buildings were under construction.

図2(吸収塔立起し).png

「では据付のようすをご紹介しましょう。これは吸収塔です。据付にはクレーン2機を使います。塔の上下に設置されたリフティングラグにワイヤーを固定して相吊りで吊り上げ、ドーリーを退出させた後、垂直に立て起します。」

This is the absorber. Two cranes are used for installation. It is lifted on both sides, fixing wires to lifting lugs mounted on top and bottom of the absorber, to remove the dolly and is them erected vertically.

図3(吸収塔据付).png

「塔下部に取り付けたリフティングラグを取り外した後、クレーン1機で吊り上げ、ブームを旋回し基礎上へ移動し据え付けます。」

After removing the lifting lug from the bottom of the absorber, it is lifted up by 1 crane and is shifted to the foundation for installation, by turning the boom.

吊り上げから、あっという間に据付完了しましたhappy01sun  三樹さん、今後はどのような作業を行っていくのですか?

「主要設備の据付はほぼ完了し、今後は配管、電気ケーブル等の敷設が本格化します。高温高圧の石炭ガス化ガスや蒸気などを通す配管は現地で溶接するものも多く、溶接後の検査も大変重要な業務です。膨大な溶接個所を点検していくのは大変な労力が掛かりますが、各工事会社の皆さんの協力を得ながら、一つ一つ確実に建設工事を進めていきたいと思いますsign03

Installation has nearly been completed for the major equipment, and full-scale installation of pipes and cables will be started soon. Many of the pipes for Coal Gas and steam that are hot and high pressure are welded on the site, and inspection after welding is also very important. It takes a lot of efforts to inspect a huge number of welded spots, but the construction will be performed steadily asking for cooperation of each company.

検査立会風景.jpg

2015年11月の受電に向け、建設工事はピークを迎えています。引き続き、安全・品質に万全を期して、一致団結して邁進していきますpunchshine  次回は精製ガスを燃料に高効率発電を行う、複合発電設備をご紹介しますhappy01

18Feb2015

ガス化炉 搬入!!The gasifier was carried in!

平成26年12月、IGCC実証試験発電所の心臓部であるガス化炉が搬入されましたsign03これまでにガスタービン、発電機、熱回収ボイラー(SGC)、ガス精製設備主機と、主要設備が次々と搬入され、現場はますます活気を帯びてきました。今回から、各設備の担当社員が搬入時の様子をレポートしていきますhappy01

In December 2014, the gasifier, the central piece of the IGCC demonstration plant was carried in. Main facilities such as the gas turbine, generator, syngas cooler, the main engine of the gas clean-up unit were gradually being carried in, and the worksite was becoming more energized. Employees assigned to individual facilities reported how these devices were carried in.

製作から1年半、ついにガス化炉上陸

まずはメインのガス化炉です。石炭ガス化設備を担当するのはこの人。技術部機械グループの播磨課長代理です。  

播磨課長代理(以下「播」)「こちらが石炭ガス化設備です。鉄骨は昨年10月に最上階まで組み上がっており、全高約75m。この鉄骨のちょうど中央付近に、ガス化炉が据え付けられました。」

“This is the coal gasification unit. The iron frame up to the uppermost floor was completed in October 2014, and the total height of the frame is 75 meters. The gasifier was installed near the center of this frame.”

1502_ガス化設備&播磨課長代理.jpg

 平成26年12月10日、製作地である広島県呉市の工場からガス化炉が到着しました。播磨さん、これがガス化炉ですか?巨大ですねsign01

1502_ガス化炉着岸.jpg

「ガス化炉は全長40m単体重量440t、直径約4.6mの大型重量物です。外部は圧力容器、内部は水冷管構造物が内蔵されており、固体の石炭を気体の燃料ガスに転換する装置です。大型重量物の輸送、据付を安全に行うため、私たちは製作・輸送・据付を担う各工事会社と、ガス化炉設計段階から、どんな手法・手順で行うか、綿密な計画を立てて臨みました。まずは水切り(荷揚げ)からご紹介しましょう。」

“The gasifier is large and heavy equipment with the total length of about 40 meters, about 440 tons in weight, and about 4.6 meters in diameter. This furnace consists of the pressure vessel on the outside and water-cooling pipe structure on the inside for converting solid coal into combustion gas. In order to safely transport and install this large and heavy equipment, we first created a detailed plan specifying methods and procedures starting at the design phase of the gasifier with contractors in charge of production, transportation, and installation of this equipment. I am going to start the introduction with draining (unloading).”

1502_海上クレーン水切り.jpg

 播「まずは輸送部隊の仕事です。700t吊り起伏式海上クレーンで、バージ船からガス化炉を吊り上げ、輸送車両のドーリー上へ慎重に積載していきます。」

“This is the job done by the transportation team. First, the 700-ton floating derricking crane lifted the gasifier from the barge and carefully placed it on the dolly on a transportation truck.”

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「工事エリア最奥の石炭ガス化設備まで輸送開始。他工事も進行中のため、輸送ルートは必要最低限しか確保されていません。前後左右の誘導員が周囲の安全を確認しながら、連携して慎重に輸送します。」

“The transportation started to the coal gasification unit located at the deepest area of the construction site. Only a bare minimum transportation route was provided, since other constructions were also underway. Guiding staff positioned at the front, back, right, and left carefully transported the furnace while checking the safety around it.”

1502_構内輸送.jpg

うわぁ、ほんとにギリギリですねwobblysweat01 地上から見上げるとガス化炉の巨大さがよく分かります。さて、今は横倒しになっている40mのガス化炉・・・。どうやって鉄骨に据え付けるのでしょう?クレーンで屋上から吊りこむとか??

「ガス化設備建設に使用した大型クレーンは、最大750t吊りの能力がありますが、さすがに40mのガス化炉を地上75mの鉄骨屋上から吊り込むのは安全上困難を極めます。上空へ行くほど風速が強くなるためです。そこで、風や地盤に影響の少ない油圧ジャッキアップ方式を採用しました。」

“The large crane used for constructing the gas facility can lift up to 750 tons. Yet, it is extremely difficult in terms of safety to lift a 40-meter gasifier from the rooftop of the steel frame that is 75 meters above the ground. Stronger wind in a higher level makes the lifting more difficult. Thus, we used a hydraulic jacking system which was less affected by wind or ground condition.”

1502_立起し1.jpg

「ここから据付部隊にバトンタッチ。ガス化炉を鉄骨内へ立て起し、所定の位置まで吊りあげます。鉄骨屋上に設置したジャッキシステムでガス化炉の片方を引き上げて立て起こした後、更に垂直に吊り上げていきます。ガス化炉上部にワイヤーを設置し、立起し開始です。1時間に5mずつ慎重に吊り上げていくため、立て起こしに8時間を要しました。」

“The installation team took over the operation from here. The gasifier was raised up inside the steel frame and lifted up and moved to a designated position. The jacking system on the rooftop of the steel frame lifted up one side of the gasifier to make it stand up. The jack system further lifted the furnace up to a vertical position. Wires were installed on the upper section of the gasifier, and the lifting started. It took eight hours to stand the furnace up, because we carefully lifted it up at the speed of five meters per hour.”

この日は生憎の雨rain 多くの作業員が見守る中、慎重に作業は続きます。

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「立て起しが完了した翌日は、ガス化炉下部にスラグクラッシャという機器を設置しました。更に翌日、直立したガス化炉を、約8時間かけてガス化炉頂部を地上約70mまでジャッキアップし、据付完了となりました。」

“On the day after lifting up the furnace, a facility called slag crusher was installed at the bottom section of the gasifier. On the day after that, the top section of the gasifier that was then placed vertically was jacked up to about 70 meters above the ground taking about eight hours, and the installation was completed.”

水切りから3日間をかけて、無事にガス化炉の据付を完了しましたsign01shine 播磨さん、今のお気持ちはいかがですか?

「まずは、製作・輸送・据付に携わってこられた関係者の方々に感謝申し上げます。ガス化炉の据付は無事に完了しましたが、これから、補機や配管の接続作業が本格化します。この建設工事では、主要設備を複数社へ分割発注しているため、接続作業では各社間、設備間の取り合い調整等で苦労することも多々あると思います。気を抜くことなく、工事完遂に向けて関係者全員、一味同心して頑張りますpunchsign03

“I first would like to thank all people involved with production, transportation, and installation. Now that the installation of the gasifier is safely completed, the connection work of auxiliary parts and pipes starts as a full operation. I expect many difficulties in this construction process, since multiple companies are ordered to construct many facilities, which require arrangements and coordination of connecting works among multiple companies and facilities. All workers involved are working together to safely complete the construction.”

1502_MHPSさんとの打合せ風景.jpg

工事最盛期を迎え、現場工事会社の皆さんと日々細かい調整を重ねながら、着実に工事を進めているんですねhappy01 次回は、石炭ガスをクリーンにするガス精製設備をご紹介します。

28Aug2014

機械・電気設備工事着工!大物設備も続々

平成26年5月、初の大物設備となる排熱回収ボイラー(HRSG)が搬入され、機械・電気設備工事が本格着工wrench 今後主要設備が続々と搬入され、建設工事は最盛期を迎えます。
今回は外岡技術部長に現場を案内してもらいましたrunsign01

まずはメインの石炭ガス化設備から。建物の骨組みを作っているところでしょうか?

140825_ガス化設備.JPG

外岡部長(以下、外) 「石炭ガス化設備は鉄骨構造物で屋根や壁がないのが特徴です。まるで化学プラントのようでしょう。鉄骨を組み立てながら、並行して設備を据え付ける『同期化工法』を採用しており、安全性向上と工期短縮を図っています。現在の高さは完成時の約半分となる40m程度。年内に組み上がる予定です。」

140825_架構建方(0531).JPG
「これは鉄骨建方の様子です。高さ約20m、重さ30tもの鉄骨をクレーンで吊上げ、建設していきます」

140825_石炭FH吊り込み(0616).JPG
石炭フィードホッパ(※)を据え付ける様子です。クレーン2機を使い、鉄骨内へ吊り込みます」
 ※加圧した微粉炭を一時貯留し、ガス化炉へ搬送する設備
 

続いてガス化設備南側へ。この巨大な設備はなんですか?

140825_HRSG.JPG

「これは排熱回収ボイラー(HRSG)と言って、蒸気を発生させる設備です。ガスタービンの排ガスや石炭ガス化ガスから熱回収し、蒸気を発生させ、蒸気タービンへ送ります。内部は水を通すチューブ群が幾層にも設置されています。」

「HRSGは一番最初に搬入された大物設備です。これは5月の搬入時の様子です。高さ30m弱、総重量1千tを超える設備を2分割し、製作地であるフィリピンから12日かけて海上輸送されてきました。」

140825_HRSG搬送.JPG

フィリピンから海上輸送ですか!なんだか大変そう・・・

「大崎上島は離島であり、本土と陸路でつながっていないため、設備だけでなく、資機材や作業員もほぼ全て海上輸送されます。これはHRSGが発電所桟橋へ着岸した様子です。」

140825_HRSG着岸.JPG「大物設備の搬入にあたっては建設工程や海上輸送計画の段階から、潮汐時刻を勘案した計画を立てており、ジャストインが必須(※)です。天候ばかりは神頼みですが、あらゆる状況を想定して、関係箇所と綿密な計画・調整を行いながら臨んでいます。」

※輸送・搬入当日に、機器据付まで完了させる方法。仮置き場所が不要なため、狭い建設現場に求められるやり方。

「発電所には本桟橋と仮桟橋があります。本桟橋はHRSGのような大物設備等の搬入、仮桟橋は資機材などの搬入に使用しています。フェリーは島民の皆さまの生活の足ですから、ご迷惑をお掛けしないよう可能な限り工事車両などは専用フェリーで直接発電所へ運んでいます。その分、車両からの排ガスも抑制できるため、周辺環境の保全にもつながっています。」

0314 チャーターフェリー入港.JPG

桟橋に荷揚げされた重量物はどうやって建設サイトへ運ぶんですか?


ドーリーという多軸式特殊車両を使います。真横にも動くんですよ。HRSGもドーリーを使い、設備幅ぎりぎりの経路を慎重に搬送しました。」
 140825_ドーリ.JPG

建設サイトの南側にやってきました。これは何の建物ですか?

140825_タービン建屋 (2).JPG

「ガスタービンや蒸気タービン、発電機などを設置するタービン建屋です。3階屋上に天井がない、半屋外式が特徴で、建設コスト削減メリットがあります。現在は建屋工事の終盤を迎えており、9月から11月にかけて、ガスタービン等が3階屋上に設置される予定です。」

タービン建屋屋上にはガントリ(門型)クレーンが設置されています。どうやらクレーン下に発電設備が設置されるようですが・・・ さて、どうやって設置するのでしょうか?? その模様は次回お伝えしますhappy01
 

 

12Feb2014

土台形状が現れてきました!

各サイトでは鉄筋コンクリート基礎工事が進み、機械設備等を支える土台が徐々に姿を現し始めましたsun

また、海上からは巨大な躯体設備が搬入され、大掛かりな組立工事も始まっています。

「石炭ガス化設備建設サイト」です。巨大なガス化炉を支える基礎のため、太い鉄筋を幾層にも配筋し、骨組みを造ります。そこへ型枠を設置し、徐々にコンクリートを流し込んでいきます。1日に使用できるコンクリート量は限られていますので、複数のブロックに分けています。

 ガス化炉上.JPG地上から見てましょう。巨大なガス化設備を支えるため、非常に多くの鉄筋を複雑に配置しています。鉄筋組立後の高さは約2mにもなります。

ガス化設備基礎-3.JPG

「複合発電設備建設サイト」でも鉄筋コンクリート工事が進んでいます。写真はタービン建屋基礎の工事状況です。左から「ガスタービン」「蒸気タービン」が設置されます。

タービン基礎 .JPG

配筋工事途中の様子です。地下約12mから地上に向かって徐々に基礎が造られていきます。

タービン室-1.JPG

こちらは「ガス精製設備建設サイト」です。石炭ガス化ガスに含まれる硫黄分などの不純物を除去する設備です。 水洗塔や吸収塔といった長さ約30m、直径1~2mの細長い塔がいくつも建設されます。設置される機器・塔に合わせた基礎ですので、様々な形状をしています。

ガス精製基礎.JPG

ガス精製設備の一つである「炭酸カルシウム供給設備」は躯体工事中です。炭酸カルシウムを利用して、石炭ガス化ガスから除去した硫黄分を石膏として回収します。この設備は高さ約20m、直径約7mの円筒形の建物で、8分割した円筒を海上輸送で建設現場に搬入し、少しずつ積み上げて建設します。

炭カル.JPG

 

本土と陸で結ばれていないこの建設現場では、大物設備や資機材の運搬は海上輸送が中心となっています。「炭酸カルシウム供給設備」搬入の様子をご紹介します。

クレーンで吊り上げ海上から、陸上へ。

リング水切り2-3.JPG

 トラックで建設現場へ。リング運搬(桟橋) (3).JPG

狭い敷地内を慎重に運搬。

構内運搬2 .JPGクレーンで吊り上げ、組み立てます。

炭カル45上架 (2).JPG

20Dec2013

基礎・建屋工事 着々と進捗!

各サイトではコンクリート基礎工事、建屋工事が順調に進んでいますwrench

「石炭ガス化設備建設サイト」です。基礎および石炭ガス化設備を支えるラップル(置換)コンクリート打設が完了しました。作業員が見えますか? 基礎の巨大さがわかりますね。

1126 ガス化基礎.jpg

支持岩盤まで最も深い場所で約11mの深さをコンクリートに置き換えるなど、強固な地盤を築いています。この上に、更に厚さ約2.5mの鉄筋コンクリート基礎(土台)を築いていきます。12月現在、基礎鉄筋工事の様子です。

1213 ガス化炉最新.jpg

 続いて「複合発電設備建設サイト」です。こちらもコンクリート基礎工事が進んでいます。

1126 タービン建屋基礎.JPG

ここにはガスタービン、蒸気タービンを設置する建屋が建設されます。建物を支える地盤は12mまで掘削し、ラップル(置換)コンクリートを打設していきます。

 「空気分離設備建設サイト」です。10月末に鉄骨の骨組みが完成し、現在は外壁工事中です。

1126 ASU.JPG

「空気分離設備(ASU)」は空気を冷却し、酸素と窒素に分離する設備で、建屋には巨大なコンプレッサー(空気圧縮機)が設置されます。

このため、外壁材には施工、加工が容易で、断熱性、遮音性に優れたALC板(軽量気泡コンクリート)を使用します。

平成26年6月の機械・電気設備着工に向け、土木建築工事は佳境を迎えます。大きく変化する現場のようすを、各地点映像(A~G)でもぜひご覧くださいsign03

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